呼吸と胃下垂の深い関係

呼吸が浅い、深呼吸がしづらい、なんとなく息苦しい、階段を昇ると動悸や息切れがするなどという経験はありませんか?

 こんな症状になると心臓が悪いのではないかなどと心配になります。

 もちろん重大な病気という可能性もありますが、骨盤や肋骨のネジレが原因で、整体で治るという場合も多くあります。

肋骨のネジレは胸の厚みが薄くなって深呼吸がしづらく、肺に空気が十分に入らず酸欠状態になり、元気が出なくなります。

 また、胸の下部、肋骨でカバーされているべき胃や内臓はお臍の方に押し下げられ、栄養を吸収できず、各臓器の機能もレベルダウンし、全身の虚弱体質への悪循環が始まります。  

当院のアカシャの慢性疲労・胃下垂対応整体をお薦めします。胸に空気がいっぱい入り、欝も吹き飛び生き返ったような心地になります。

腹式呼吸と胃下垂

来院される方の多くは胸式での深呼吸ができません。

胸式呼吸がうまく出来ない原因の一つは、肋骨の動きが不十分で空気を吸うことができず、体内に酸素が不足して代謝が充分にできません。
胸で呼吸ができるよいにすることは胃下垂やうつ病、過換気症候群やパニック障害などを治める為の前提となります。

ある患者さんが見えました。体中を硬直させて治療ベッドに横たわる姿に「どうしちゃったの」という感じ。
「深呼吸して見ましょう。」といっても全くできません。肋骨が動かないのです。
「まず、息を吐いてください」それができない。胸が突き出るような感じを繰り返し、苦しそうです。過喚起症候群と呼ばれる症状の前兆です。

「では、腹式呼吸をしてみましょう。」
「これならできます。」と得意そうです。ところが腹部の膨らみは予想される正常な胸郭動きの三分の一も膨らみません。
「呼吸は体が風船と同じ。空気を吸ってからだが膨れる。空気を吐いたら体が萎む。吸ったらお腹が膨らむ。吐いたら萎む。」説明しても説明しても頭では判ってくれるのですがうまくできません。

胸郭のネジレで、横隔膜の動きも悪くなります。

肋骨のズレを確認してみましょう。





肋骨のズレのチェックの仕方

畳など固めのところで上向きに寝ます。
両手で胸に手を当てて左右の違いを探すように上から手のひらで探りましょう。

@まず、咽の下、鎖骨の始まりの位置の左右差がないか確認します。
A次に両手の手のひらでみぞおちまで撫で下ろします。
B肋骨と胸骨の関節が押し上げられているような所はありませんか。(整体が必要です。)
C乳房の脇の下寄りの胸(体側)を手のひらで交互に押してみると呼吸が楽になる方向がありませんか?(整体が必要です)

この胸骨のズレに気づくことは大切ですが、自分で治すことはなかなか難しいと思います。 胸骨のズレは全身の大きな歪みが潜んでいます。

喘息の原因はアレルギーとは限らない

喘息といえばステロイドを投与されると症状が軽くなるという話を聞いて、私は長い間アレルギー体質による症状と思い込んでいました。
ところが、肥満型の患者さんで、喉をヒューヒュー言わせ、足取りも地面を摺るように歩いて来院されたSTさんは、病院ではステロイドも点滴も打ってくれるけれども「日常的に発作を起こし続けているような血液中の酸素濃度で、何をやっても数値が変わらないので手の施しようがない」と言われ、絶望の中で「何とかならないでしょうか」と懇願されました。

腱鞘炎 胸郭 004.jpg私は、「まず呼吸の確保をしなければ」と思い、胸郭出口症候群で行なうのと同じ要領で胃下垂を治しつつ、胸郭を拡げ調整しました。すると、ぴたりと喘鳴が消え深い呼吸とともに足取りも軽く歩いて帰られた。
その時、喘息はホルモンのバランスやアレルギー体質が原因とは限らないと確信を持ちました。

声が出ない

「声が出ない」という訴えで来られた神経質で偏食の過ぎる老人男性は喘息と診断されていました。胃下垂がひどく栄養失調で、首周りの筋肉が胸の方に引き下げられた結果、喉の気道が細くなり伸びきったチューブのようになって声帯を圧迫していたのです。

 そのときの老人男性はもし横隔膜がなかったら心臓もおへその下まで行くのではないかと思うほど下垂し、動悸息切れが激しい状態でした。
結構重度のように見えましたが胃下垂と内臓下垂を治め、しっかり栄養を取ってもらうと数回でお元気になられました。

 他にも喘息と診断された方が、実は首周りの筋・筋膜が胸の方に引き下げられた結果、喉の気道が細くなって咳き込む方が多くいます。

正しい呼吸

腹式呼吸は胃下垂の人には不向きです。胃下垂矯正のための呼吸を覚えましょう。

@まず、息を吐きります。

A次に胸郭が上下に動くことを確認しながら、体全体で息を吸います。  このとき、自分の身体が風船のごとく 膨らむように意識しましょう。

B横隔膜が上下運動をし、スムーズに動くと胃や内臓が本来の位置に戻り、元気になる人もいます。

呼吸と慢性疲労の回復

酸素には乳酸に代表される疲労物質を分解・除去する働きがあるといわれます。

胸郭を整体することによって深呼吸が出来るようにすると血液や体液に酸素が溶け込み、新鮮な空気が体内に行渡ります。そして、疲労している細胞が活性化され、慢性の疲労が改善されます。

呼吸とダイエット効果

大きく呼吸が出来るという事は慢性疲労や胃下垂に効果があるだけでなく、ダイエットにも効果が期待できます。 

細胞に空気が行き渡る事によって細胞の新陳代謝が活発となり、脂肪燃焼が促進されます。当然ながら基礎代謝がUPし、メタボリック症候群などの予防効果も期待できます。